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喜左衛門祭り
喜左衛門狸は愛媛県東予市北条にある大気味神社(おおきみじんじゃ)の狸で、神通力で知られています。
土地の伝説によると子だぬきの頃、ホルトの大木のほこらに住んでいたが、母たぬきが帰ってこなくなったため、神主さんが親代わりに育ててやったとか。
長じるに従って神通力を発揮するようになり、怨霊の祟りを鎮めて、土地の人々の信仰を集め、大気味神社の眷属（神様のお使い）として祀られるようになったとのことです。
また屋島の禿狸と化け比べをして技では禿狸が勝ったが、知恵でこれを負かし、四国一の狸の名声を得たと地元の伝説は語っています。 |
 | | | 大気味神社 |
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平成狸合戦で全国的にも知られるようになり、地区では近年、地域興しの一つとして喜左衛門祭りが開催されるようになり、今年で５回目を迎えました。
今年は５月28日の日曜日に開催され、狭い境内ですが、地区の大人や子ども達多数が参加、アマチュアカメラマンも集まり、テレビの取材などもあって、賑わいました。
「皆さんの努力で喜左衛門祭りも年々盛んになり、"東予の夕べ"と並んで、当市を代表する祭りとして定着してきています」と市長さんが挨拶され、子供もお年寄りも交じって様々なイベントが催され、楽しい一日を過ごしていました。 | 神社入り口 | |
| 観光化した祭りとはまた違い、こうした素朴でほのぼのとした地域の祭りが近年は見直されて来つつあるようで、これからもぜひ続いていって欲しいものだと思いました。 |  |
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平成12年７月
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