| 大草原のローラの仲間
ローラ・インガルス・ワイルダー その作品と生涯におけるゆかりの人々 注 釈 |  |
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ランスフォード・インガルス
ランスフォード・ホワイティング・インガルス 人名はいろいろに読めるので、翻訳によって多少、異同がある。ミドルネームの Whiting は、ミラーによる伝記の徳末愛子訳などではフィッティングとなっているが、ここでは谷口由美子訳で書いておいた。 英米戦争 1812年６月１日、アメリカは、イギリスによるアメリカ商船で働くイギリス人海員の強制徴用、アメリカ領海内でのイギリス脱走水兵の捜査、アメリカ原住民へのイギリスの支援、アメリカの自由と中立の侵害などを理由に、アメリカの権益を守るためとしてイギリスに宣戦布告する。1814年に平和条約が締結されたのち、イギリスはアメリカ原住民の権限を保証するよう要請したが、アメリカは聞き入れず、中西部開拓への動きが拡大されて、各地で原住民との軋轢や戦闘が生じた。この英米戦争に、ランスフォードの父サミュエルがカナダからアメリカに戻って、従軍した。 1832年 この結婚年は人口調査によるものではないかと思われるが、長男のピーターが1833年２月生まれなので、その意味では適合性はある。しかし、ランスフォードの生年が1812年11月で、妻ローラ・コルビーが1810年11月生まれだとすると、1832年にはランスフォードが19歳か20歳、ローラ・コルビーが21歳か22歳になるが、それでは、ゾカートの伝記にローラ・コルビーは18歳で結婚したと書かれているのが意味不明になる。つまり、ローラ・コルビーが再婚でなければ、２歳年下と書かれているランスフォードの結婚時の年齢は16歳ということで、生年から計算してもつじつまが合わない。 ランスフォードの兄たち 『大きな森の小さな家』には、ジョージとジェームズがランスフォードの兄と書かれている。しかし、あるいはジョンとジェームズであったかもしれない。 南北戦争 1861年〜1865年。 いとこ メアリーやローラのいとこ。 ローラ・コルビー
ローラ・ルイザ・コルビー ミドルネームのLouisa の読みはルイザでまとめた。 ピーター・インガルス
キャロラインの妹イライザと結婚 最初にキャロラインの兄ヘンリーとチャールズの妹ポリーが、次にキャロラインとチャールズが、そしてさらにキャロラインの妹イライザとチャールズの兄ピーターが結婚して、クアイナー家とインガルス家の縁組みは３組になった。 ポリー
ルアイザ、チャーリー、 ヘンリーとポリーの娘のLouisa の読みについてはゾカートがあえて言及しているのでルアイザとした。チャーリーはチャールズである。ローラたちはペピンの大きな森で、このいとこたちとよく遊んだ。 1886年 「1888年」の別資料もある。 5 ハイラム
1923年 「1921年」の別資料もある。 ヘンリー・クワイナー
1809年 「1807年」の別資料もある。 ニュー・ヘイブン New Haven。コネティカット州中南部の都市。 商取引などをしていた マリア・Ｄ・ウィルクス著『ブルック・フィールドの小さな家』によると、ヘンリーはもともとニュー・ヘイブンの工房で銀細工の職人をしていた。しかし、溶けた銀が手と腕に流れてひどいやけどを負ったため、交易の仕事に変わることにしたという。 嵐による帆船の事故で 『ブルック・フィールドの小さな家』には、ヘンリーは漁に出掛けて嵐にあったとあるが、アンダーソンの伝記やウェブサイトなどを参照すると、取引の船旅の途中でとなっている。また、キャロライン15歳頃の作文に、嵐の中の難破船を想像して書いた「海」という文章がある。 シャーロット・タッカー
ボストンにいた若い頃 「小さな家」のシャーロットの少女時代を書いた物語（The Charlotte Years ）に Melissa Wiley 著の 『Little House by Boston Bay 』 『On Tide Mill Lane 』 『The Road from Roxbury 』 がある。 土地を買って引っ越した マリア・Ｄ・ウィルクス作の『森の小さな開拓地』には、ブルックフィールドから西へ30マイルほど離れたコンコードで、40エーカーの土地を買ったとある。 ジョーゼフ
シャイローの戦い 南北戦争における戦いの一。1862年４月の西部戦線で、ミシシッピー州コリンスを目指してテネシー川沿いに南下したハレック将軍麾下のグラント率いる４万の北軍は、コリンスから22マイル手前にあるテネシー州のシャイローで南軍と戦った。不意討ちを受けて北軍の部隊は一時混乱するが、ビューエルの援軍を得て結局、南軍が撤退する。双方で多数の死傷者を出した。 マーサ・J・クアイナー
チャールズ・カー・カーペンター 「クワイナー一家の物語」の翻訳者である土屋京子さんは、マーサの結婚相手は、物語に登場するブルックフィールドの親切な隣人であるカーペンターさんの息子で、マーサの初恋の相手だった「チャーリー」のようだと、あとがきで述べておられる。 1893年夏・・・ グレースの日記による。 トーマス
コロンビア川の伐採現場で 「トムおじさんは家族とともに再び西部へ行きました。ワシントン州で材木商をやり、数年後、材木を流す用水路の事故でなくなりました」とローラは書いている。（『ローラからのおくりもの』） フレデリック・ホルブルック
６月２日に 「クワイナー一家の物語」の訳者あとがきでは、６月３日とある。 シャーロット・Ｅ・ホルブルック
コンコードで生まれる 父母の結婚後４年半経って生まれたと「クアイナー一家の物語」にもある。 アンジェリン
料理名人 ローラは、スプリング・ヴァレー滞在時に見た義母を「押しも押されもせぬ家族の中心人物で……かけがえのないパートナーでした。」とエッセイ（『ローラからのおくりもの』）に書いている。 イライザ･ジェーン
高校 この９月にルイジアナ州のクラウリーに新しい高校ができ、イライザはそこの校長と親しいと、『ロッキー･リッジの新しい夜明け』にある。 パーリー
家族より先に マクブライドの『オウザークの小さな農場』にも、アルマンゾの話の中で、短く触れられている。 デイヴィッド・スウォンジー
スー族の聖地 現在でも聖地とされている。（スーザン・小山著『アメリカ・インディアン死闘の歴史』ほか） 1930年代に ローラ夫婦の２度目の訪問の少し前なので、1938年４月か。 ネイサン（ネイト）・ダウ
ネイサン（ネイト）・ダウ 正式名のナサニエルを短く称した名がネイサン。さらに短くしたのがネイト。マクブライドの『オウザークの小さな町』でも説明されている。 |
