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とうさん
９人兄弟の２番目
正確には10人兄弟の３番目だが、２番目の赤ちゃんが亡くなったため９人兄弟の２番目になる。ただし、９人の下にさらにルイザとラファイエットを書いた資料も見受ける。
コンコードで結婚する
この結婚のときに撮った二人の鉄板写真は、娘のローラへ引き継がれた。
1869年になって
ペピンの森での暮らしも悪くはなかったのだが、南北戦争後の不況で蓄えを失ったことと広々とした大草原に魅力を感じていたチャールズは、ゾカートの伝記によると、当時売りに出されていたミズーリ州チャリントン郡の土地を目指して、1868年７月、ヘンリー一家と共に幌馬車で大きな森を出発した。
土地を売りに出していたのはミズーリ州のアダマインタイン・ジョンソンという地主で、ウィスコンシン州のほうまで広く宣伝していたらしい。しかし、何らかの不都合が生じたのだろう、１年後に契約は事実上キャンセルされた。そこでチャールズ一家は、ウィスコンシンへ戻るヘンリー一家と別れ、なおも西を目指してカンザスの大草原へ向かったことになっている。
しかし、このときローラはまだ幼かったので、この旅の出来事はほとんど記憶にないだろうし、ことさら必要もないため作品には書かなかったものと推察される。また、この辺りの事情が明確でないためか、この移住についてはアンダーソンの伝記には触れられていないし、ミラーも「ミズーリ州に実際に移住したかどうかは、定かではない」という書き方に留まっている。アダマインタイン・ジョンソンに土地の所有権を返還したのは事実だが、それはチャールズがカンザス州に居住していたころの日付になっているらしい。
ただ、グスタフ・グスタフソンにペピンの森の農地を売ったのが1868年のことであり、カンザスに入ったのは1869年から察しても、ここに１年間のブランクがあり、ゾカートの説明には道理があるとも思える。
知人
ウォルナット・グローブの友人ウィリアム・ステッドマンは、バー・オークホテルを前の経営者ウィリアム・マスターズから買って、とうさんに共同経営者になるように提案した。
姉のラドーシア
そのときラドーシアの夫ハイラムがダコタ準州で鉄道工事の請負人をやっていた。
自作農地を取得
合衆国政府が西部への移住を促進するために南北戦争の最中（1862年）に制定したホーム・ステッド法（自営農地法）は、国に申請をして公有地に入植し、５年間定住して農地を開拓した者には、*160エーカーの土地が無償で与えられるというものだった。開拓期間中、１年のうち６ヶ月以上は農地に定住しなければならなかったが、21歳以上のアメリカ人ならだれでも申請できた。 *160エーカーは65ヘクタール弱、１ヘクタールは10,000平方メートル
自作農地の申請を済ませ
とうさんは国有地管理事務所の臨時の事務所があったブルッキングスまで40マイルを歩いて申請した。その時期は、ゾカートの伝記では1879年の年内になっているようだが、他の伝記では1880年の２月になっている。ミラーによると２月19日に出頭し、署名した。申請書類の日付が２月19日になっている。また、チャールズ自身がシルバー・レイクで書き残した売店の帳簿の文章の中にも、２月に出掛けたと書かれている。
農地を手放し
ゾカートの伝記では「払い下げ農地は貸しに出されていた」となっている。
かあさん
ウィスコンシン準州
ウィスコンシン・テリトリーが州に昇格したのは1848年5月29日のことで、かあさんの誕生年当時はまだ州になっていなかった。
７人兄弟の５番目
成人したのは６人で、キャロラインは４番目になる。６人の下には父親が違う妹のシャーロット(ロッティ)がいる。
４歳の秋
ゾカートでは７歳、アンダーソンの『大草原のローラ』では５歳（数え年かも）となっているが、キャロラインは12月生まれなので、1844年の秋にはまだ満５歳にはなっていなかったと思われる。『ブルック・フィールドの小さな家』にも、父親が亡くなったすぐあとの、誕生日が祝えなかったことが書いてある。
1856年春、教員の資格試験に合格
『湖のほとりの小さな町』 Little City by the Lake には、キャロラインが1855年９月から1856年５月までの約９ヶ月間をミルウォーキー女子大学に学んで、教員資格を取る物語が書かれている。この大学の創設者キャサリン・ビーチャー女史は教育者で、家政学の基礎を作った人。妹には『アンクル・トムの小屋』 Uncle Tom's Cabin を書いたハリエット・ビーチャー(ストウ夫人)がいる。キャロラインの「海」という作文はここで書かれたとある。
メアリー
１月10日
メアリーととうさんは誕生日が同じ。
急病になり
肺炎だったとも言う。
1989年、24歳で卒業した
ただし、記録によると1887〜1888年の学年には病気のためか、学費不足のためか、一度休学しているらしい。因みに、1887年には、とうさんが３番通りに家を建てている。また、グレイスの1893年９月３日の日記には、夏にメアリーがシカゴで神経痛の手術を受けたことが書いてある。
ローラ
20キロ
原作では40マイルとしているが、実際は13マイルほど。大草原が広いので「ローラがそう思っただけ」とゾカートは書いている （1マイルは約1.6093キロメートル）
20キロ（往復40キロ）でも嵐の中エドワーズさんが歩いて行ったのは信じがたい距離だが、３倍の60キロ（往復120キロ）では完全に無理。
３キロの道
『プラム・クリークの土手で』の文中では、とうさんが「町までたった３マイルしか離れてないんだよ！」と言ったことになっているが、伝記を書いたゾカートもミラーも共に２マイル（約3.2キロ）と書いている。
厳しい冬
このときの体験が『長い冬』に書かれている。
開拓村や近くの小さな学校
ブチーさんの開拓村はデ・スメットから南へ20キロほどのところに３，４軒集まった小さな淋しい開拓地だった。ローラはそこで２か月間教えて40ドルをもらう。このお金はメアリーの授業料に役立った。ブチーさんは『この輝かしい時』ではブルースターさんという名になっている。
近くの学校は、とうさんの農地の南にペリーさんやとうさんたちが建てた小さなペリー学校。ローラはここでも月25ドルで３ヶ月教え、そのお金はメアリーのオルガンの代金に充てられた。
18歳のときにはデ・スメットの北５，６キロのところにあったウィルキンス学校で３か月間教え、90ドルを受け取った。そのうち30ドルでローラは子馬を買い、子馬を売ってピーターの雇い人から羊を買った。
１ヶ月半
この旅でローラが書き留めた日記が『わが家への道 〜ローラの旅日記』(On the Way Home)として1962年に出版された。
ロッキー・リッジ農場
一家が手に入れた岩だらけの40エーカーの土地を、ローラがロッキー・リッジ農場（岩尾根農場）と名付けた。
ミズーリの農業新聞など
「ミズーリ・ルーラリスト」や「セントルイス・スター・ファーマー」紙。
パナマ太平洋国際大博覧会を見物
この旅先からロッキー・リッジのアルマンゾへ書き送った手紙集が、1974年に『遙かなる大草原』(West From Home)として出版される。
キャリー
デ・スメット・ニュース・アンド・リーダー
デ・スメットの誕生時から町で発行されていた週刊の地方新聞。
婦人クラブ
『オウザークの小さな町』には、キャリーおばさんはサウス・ダコタのイースタン・スターの会長と書いている。イースタン・スターは、フリー・メイソン会員の婦人組織で、慈善事業などをした。
ラシュモア山 
マウント・ラシュモアは４人の大統領の顔の彫刻で有名だが、1911年当時はまだ刻まれていなかった。後にはローラたちも見ている。
キーストーンに来る
ローラによると、キャリーは幼少から身体が弱く、健康状態がすぐれなかったので、ブラックヒルズに移転するよう医者から勧められたのだという。
ブラックヒルズの鉱山経営者
金鉱の持ち主と、ローラは書いている。
少し前
４月とある。ローラ夫婦が訪れたのは1938年５月。
２度目に
ローラがとうさんに会いに行った鉄道での旅を除くと、1931年以来２度目のサウス・ダコタへの旅になる。西海岸周りで、友人のサイラス、ニータ夫妻と各地をめぐり、帰宅まで３週間の長旅だった。西海岸周りなので、デ・スメットより先にキャリーの家を訪れている。
ラピッド・シティ
ブラックヒルズの町。
フレディー
チャールズ・フレデリック
フレディーの名はとうさんのチャールズと、かあさんの２番目の父だったホルブルックさんの名を合わせた。
教会後ろの家
フレディーが生まれる前の10月に一家は便宜を考えて、ウォルナット・グローブの教会後ろの家に一時的に引っ越した。
グレース
女の子
グレースの名は「神の恵み」の意味があり、とうさんが名付けた。Amazing Graceのグレースと同じ。
学校卒業後は大学の教員養成コースを終え
アンダーソンの『大草原のローラ』による。ローラは、高校卒業後と書いている。
アルマンゾ
ダコタ・テリトリーへ入植
アルマンゾはダコタ・テリトリーへ入植する前にミネソタ州マーシャルへ労働者として小麦の栽培に行っていた。その同じ年（1879年）ダコタに農地申請を済ませていたので、ローラたちよりも入植は少しだけ早かった。
樹木農地
アルマンゾは樹木農地と自作農地の両方を申請していた。
羊を飼う
ローラのいとこのピーターと共同で飼育した。
１年間滞在
その前にロイヤルとアルマンゾの両親が汽車でデ・スメットへ訪ねてきて前途を相談してくれたらしい。
運送業などをして働き
ローたちといっしょにマンスフィールドにやってきたクーリーさんが亡くなったので、彼がやっていた荷馬車運搬の権利をアルマンゾが奥さんから譲り受けた。また、石油店の配達の仕事もした。
遺産
両親から500ドルをもらった。
町の家を売り
借りていた町の家は、父親が買い取ってアルマンゾにプレゼントしてくれていたので、このときは彼の所有になっていたのだが、農場へ帰るためにＮ・Ｊ・クレーグに500ドルで売った。
彼女の友達
ヘレン・ボイルストンなど。
運転を覚え
最初は苦労したらしく、農場内で同乗のローズをけがさせたこともある。
雇い人に任せ
ブルース・ブロックという人で、ワイルダーが道の向かいに建てた新しい家に家族連れで住んだ。
デ・スメットの町を訪れる
このとき、かあさんとメアリーはすでに亡くなっていたが、夫婦はキャリーとグレースに会った。
サイラス・シール
マンスフィールドでワイルダー夫婦の若い友人。
ローズ
カンザス・シティ
カンザス・シティはカンザス州と、ミズーリ州にまたがっている。
新しい家
少し離れているが、同じ農場内に石造りの家を建てた。現在は私邸になっているらしい。
ダンベリー
Danbury。コネティカット州南西部の都市。
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